April 8, 2012
by Junko
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耕して汚染に取り組む。

作付け制限と食品の新しい汚染基準値 今月から福島。有機農業ネットワーク主催の全国集会と福島視察のイヴェントに参加。400人近くの方々が全国からこの福島に集まり、福島県の農業者がどのように汚染と取り組んでいるのかを実際に見て、農家さんと話して、そして参加者が福島の食材を試した2日間。作付け制限地域のコメ農家さんは、畑に大量のゼオライトをいれ、深く耕し、農業用水の管理とコントロールをし、昨年汚染が出た果樹園さんは、リンゴやナシ、柿木の木肌を剥ぎ取り、高圧除染をする。この作業をしてまで農業を福島で継続する価値。そして彼らの汚染を下げるための努力。 日本の消費者は、ただ単にスーパーに売っているものを買って食べればいいのではなく、食べ物を育てる側への理解と共感を持ち、農産物の向こう側を感じ取れる消費者となってゆかねばならないこと。これが今いう、復興につながる重要な鍵だと痛感した。福島での2年目の撮影に入り、有機ネットワークさんの事務所に滞在しながら多くの農業者や彼らにかかわる人々に会う機会を得ている。耕すことで汚染を下げ、農を営み続ける福島の有機農家さんたちの今後は容易くない。しかし、そこには大きな希望となるだろう種が芽生え始めていることも確かだと思う。

January 9, 2012
by Junko
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福島:1周年を迎えるにあたり、今年も戻ります!

 昨年、5ヶ月間、福島に滞在し多くの農家さんを追ってきました。その最終日、二本松市の菅野正寿さんは、いつもカメラを向けているエドへ、カメラを向き変えてインタビュー。多くの人が避難している福島へ逆に入ってきたアメリカ人のエドに、福島での5ヶ月とそこに残り耕し続けることの意味を伝えようとする菅野さん。  福島からシカゴへ帰ってきてから福島の仲通りの米が基準値を超える問題や、ニュースにはならないが、自ら命を絶ってしまう農家さんの事など、出会った福島の農家さんから聞くようになる。「忘れ去られるのが怖い」「農民は加害者ではない」と必死に訴える福島の農家さん達の姿を今年も追う為、私達映画制作者は震災1周年に福島へ戻ります。そのために今年も映画制作資金を募るためシカゴでイヴェント開きます。 〜東日本大震災と福島第一原子力発電所事故:1周年を迎えるにあたり〜 福島で放射能汚染と戦い生きる農家の姿を描いた、ドキュメンタリー映画「超自然の大地」 Uncanny Terrain (英題)上映会&タツ青木とMiyumi Projectライブ演奏。 日程:2月5日2012年 時間:午後5時〜8時 場所: High Concept Laboratories office 1401 W. Wabansia, Chicago RSVP : uncannyterrain@gmail.com ドキュメンタリー映画 Uncanny Terrain 「超自然の大地」クリップ上映と  ライブ演奏 Tatsu AokiとThe Miyumi Project :午後 6~7 アート David Tanimura

July 26, 2011
by Junko
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「頑張っぺ福島」フォーラムにて

「頑張っぺ福島」フォーラムで上映した映像です。 ISL(institute for strategic leadership)の 野田智義 さんの発起により、東京にて本当に熱いフォーラムを行なっていただきました。これまでアップしてきた映像をまとめ、そこに銀嶺食品の大橋雄二さんへのインタビューを加えました。フォーラムには、大七酒造の太田英晴さん、ゆうきの里の菅野正寿さん、歌手のAVEさん、 福島コミュニティー放送の菅原節子さん、そして銀嶺食品のの大橋雄二さんという福島を代表するかのようなメンバーが集まり、「今の福島」をお話してくださりました。その中に私たちも加えていただき、現在制作中のドキュメンタリー映画についてエドと話しました。 100人定員のフォーラムにはおそらく150人以上は来ていたと思います。次から次へと追加される椅子に、このフォーラムを撮影をしていた私たちですが居場所が無いくらいの込みようでした!このフォーラムが多くの動きに繋がるように、また福島の人々がこれから面する多くの問題を他県も他国も皆が自分の問題として考えててもらえるように、私たちも継続して記録し続ける!というエネルギーを頂きまた、その励ましをいただいたイヴェントでした。