February 28, 2016
by edmkoz
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ベルギーにて再上映 

ベルギーのles presses du réel で 「超自然の大地」の映画の内容が紹介され、またles presses du réelから購入可能な本の筆者でもり、大学の教授でもあるニコラス氏が関わる団体により、映画が上映されます。映画はまだ未完成ですが、2年前にも上映し、内容においてのとても深い理解と興味を示していただきました。ニコラス氏には、継続して雑誌や本へ福島の有機農家による放射能汚染後の土壌との生き方を紹介してもらい、今今回も土壌の汚染をテーマにした会議が行われるのを機に、映画を是非上映したいとのこと。 土壌や水が汚染されて、私たちの日常生活が大きな影響を受けるとき、もちろんその場を離れること、また政府へその状況を訴えて今後起きるかもしれない健康への保証をしてもらうことも重要な一つ。同時に、汚染された土地とどう生きてゆくか?これは今後限られた土地を持った地球上の多くの人間が面する大きな問題だとも思う。汚染し、その土地をどんどん捨てていった先に残るものはなにか?放射能で汚染された土地を捨てずに活用し、汚染されていない農作物を生産する試みは多くの人が信じがたい事項だ、と海外でこの映画を紹介するたびに感じる。しかし、私たちの映画で出てくる有機農家さんたちは、これに挑み、現在も行い、可能にしている。そこにはやはり未来があると感じざるおえない。ベルギーでもそれが伝わったのだろうと思う。 les presses du réelにて、「超自然の大地」が紹介されている本が購入できるそうです。  

February 17, 2016
by edmkoz
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オルガン堂下北沢

東日本大震災を機に、2013年からオープンしていたオルガン堂下北沢が閉館となる。オープンしてすぐに撮影で何回か訪れたオルガン堂。そこは、東京で福島の味を楽しめ、福島を語れる場所だった。福島へいったことのある人なら必ずしっているあの野菜や米の味。オルガン堂福島では、それが楽しめた。福島から運ばれた新鮮な野菜や、その食材を使って作られた日替わりのメニュー。私たちが撮影で訪れた時は、映画の登場人物でもある菅野正寿さんが、福島についての深い質問に対して真摯に答え、東京在住の方達と菅野さんとの語らいの場が作られていた。そして新鮮な野菜を使ったカレーをみなで食した。福島を語ることへのタブーな部分が一切ない場所、福島を忘れかけている人たちにもう一度福島を考える機会を与える場所、福島へ行けないけれど福島を垣間見たい人にそのチャンスを与える場所でもあった。 震災から5年が経ち、そのような場所が必要ない時期にきたのか?または、福島の存在をこれから違った方向で見て行き、考えて行く時がきているのか?オルガン堂は閉店を迎えるが、私たちが撮影したオルガン堂のインヴェントやその場所での語らいの様子はずっと残り、これから多くの人たちにそのような場所があったことを伝えてゆけるようにしたい。

February 11, 2016
by edmkoz
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2016年大統領選挙予備選と喜多方市長選

久々のブログ更新です。映画の完成が近づくにつれて世の中も変化を経ています。 2014年に喜多方市へ浅見あきひろ候補氏をドキュメンタリーで追いにいきました。(その様子は完成後の映画で!)浅見氏と、現喜多方市長一騎打ちであり、浅見氏がどれくらい若者を投票所へ引っ張り出せるか?または喜多方市の高齢の方の意思をどこまで動かせるかにかかっていたような気がしました。現在熱戦のアメリカ大統領選予備選の民主党候補ヒラリーと、どこからとともなく出てきた、サンダース氏も一騎打ち。サンダースの面白いのは、資本主義国家アメリカを社会主義的な方向へ持って行こうとする、政治革命を狙っているところです。すべての国民にプレミアムな保険と、全教育を無料に、またウオールストリートの解体など、斬新すぎて最初はみな無視をしていたのが、多くの若者が賛同し始めて、ヒラリーにどんどん近ずいて行く勢い。もし、アメリカ大多数の若者が選挙へ行くとヒラリーをやはり抜く可能性がとても高い候補者です。しかし、日本でも同様、どうやって若者を選挙へ連れて行くかは米国のすべての候補者が四苦八苦する大きな課題です。 喜多方市での市長選も浅見氏の応援へくるのは若者が多かった。そこには、今までの政治のあり方を変えたい、変えて欲しい、変えるべきだと考える若者や大人の現れがあったと感じました。浅見氏の選挙活動は清潔で、情熱に満ちていたし、アメリカ人のエドも、「浅見さんのような人間にシカゴの市長になってほしい!」と呟くほどでした。サンダース氏も同じかもしれません。米国の多くの若者層は、これまでの政治に対する不満だけでなく、清潔で、本音を語り、情熱をもって政治を取り組もうとする70歳を超えた老齢と言われるサンダース氏へ、多くの期待を抱くかもしれません。サンダース氏を見ていて、おそらく多くの私の友人も思っているかもしれないのは、かれがもう10年若かったら!と。2年前の浅見氏には、それがあり、多くの喜多方市の方が知るべき候補者でした。その選挙運動の様子が、「超自然の大地」で垣間見られるようにしたい。