March 11, 2012
by Junko
0 comments

震災から1周年:福島の農家さん達に寄り添いながら。

震災からもう1年。遠いアメリから大きな地震のニュースを聞いたとき、事がここまで大きくなるとは思ってもみなかった。またエドも私も、まさか、その2ヶ月後に福島に滞在するようになるなんて、準備も考えもしていなかった。東海岸で映像のクリップを上映し、今年も福島へ帰還する為の資金調達をしてきた。原発を止めるため東海岸の全ての原発を歩るくお坊さん達とそれに付いて行くたくさんのアメリカの反原発の人たち。毎日20キロから30キロを3週間かけて歩き続ける。原発を止めるため、2度と、「福島」を繰り返さないため。彼らに映る福島とは、「原発事故」で放射能に汚染された場所である。しかし、福島には今も多くの人が住み、たくさんの農作物が育てられる。福島に住み、そこを訪れる事は、其の土地の人々の人間性と考え方に触れて共感する事である。汚染が降り降りた土地で彼らが失ったものは、安全とか健康とか経済とかよりも、信頼や繋がりという他の人間との絆であるかもしれない。それを取り戻すため、福島の人々は今日も復興へ向けて土地を浄化しおいしい農作物を育てようとする。それに寄り添えるよう、今年も美しい福島へ!