April 8, 2012
by Junko
0 comments

耕して汚染に取り組む。

作付け制限と食品の新しい汚染基準値 今月から福島。有機農業ネットワーク主催の全国集会と福島視察のイヴェントに参加。400人近くの方々が全国からこの福島に集まり、福島県の農業者がどのように汚染と取り組んでいるのかを実際に見て、農家さんと話して、そして参加者が福島の食材を試した2日間。作付け制限地域のコメ農家さんは、畑に大量のゼオライトをいれ、深く耕し、農業用水の管理とコントロールをし、昨年汚染が出た果樹園さんは、リンゴやナシ、柿木の木肌を剥ぎ取り、高圧除染をする。この作業をしてまで農業を福島で継続する価値。そして彼らの汚染を下げるための努力。 日本の消費者は、ただ単にスーパーに売っているものを買って食べればいいのではなく、食べ物を育てる側への理解と共感を持ち、農産物の向こう側を感じ取れる消費者となってゆかねばならないこと。これが今いう、復興につながる重要な鍵だと痛感した。福島での2年目の撮影に入り、有機ネットワークさんの事務所に滞在しながら多くの農業者や彼らにかかわる人々に会う機会を得ている。耕すことで汚染を下げ、農を営み続ける福島の有機農家さんたちの今後は容易くない。しかし、そこには大きな希望となるだろう種が芽生え始めていることも確かだと思う。

June 18, 2011
by edmkoz
0 comments

「超自然の大地」2週間目

福島県 いわき市 貝泊。自然と村が共存し、自給自足で暮らす農家が住む土地。地域のリーダー蛭田氏は、ここ何年もかけて小さな貝泊地区に多くの若 者を承知し、土地を提供し、農業で生きる生活を支援してきた。しかし原発による事故で、その半分の若者は貝泊から去り、今後もそ の傾向は継続する。地域リーダー蛭田氏と、貝泊を去ると決断した酪農家の福元氏、そして今でも居残るかどうか迷っている鈴木氏へ のインタビュー。

June 18, 2011
by edmkoz
0 comments

ドキュメンタリー映画「超自然の大地」福島県最初の1週間目から

編ドキュメンタリー映画「超自然の大地」 東日本大震災による福島第一原発事故で放射能汚染の影響を受けている福島県の有機栽培農家、また農家さん達の今年一年、さらに継続して今後何年かの姿を記録するドキュメン タリー映画。 土壌、水、空気を汚さずに多くの野菜、米を育ててきた有機農家の皆さんが、目に見えない放射能汚染とどう取り組んで行くのか?「菜の花を植える、ひまわりを植える、油性植 物を植えることで、汚染された土壌を回復できるかもしれない」最も汚染された土壌を有機的な方法で回復させようと努力を惜しまない東日本の有機農家の家族と農家地域。また 汚染によりその土地を離れねばならなくなった農家さんの今とこれからを、農家さんの視線で長期に渡って追ってゆく。 日本の食の安全を最も大切にし、精神込めてこれまで有機農家としてやってきた方達のこれからの姿に密着し、汚染された土壌やその土地の今後も記録する。 チェルノブイルのように土地を捨てることはこの日本の、また福島で農家を営む方達には簡単なことではない。福島の土地に残り耕し続ける農家の方が直面している長期戦の戦い 。未知数の放射能汚染から土壌を回復させられるのか?またそれには多くの専門知識、また綿密で正確な調査、そして有効な対策を必要とする。それは専門家の立場からの数値で はなく、学者や政治家が出す都合のいい基準値でもなく、農家の方が必要とする土壌や水における真実の汚染の状況。今後米や野菜、果物を育てられる環境にしてゆくための方策 。これらに取り組む福島農家さん達のこれからの姿を長期で追ってゆくドキュメンタリー映画の最初の1週間目の映像から。