October 31, 2017
by edmkoz
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シカゴにていよいよ上映開始

長い編集期間を経てやっと上映を開始するに到りました。10人近くの福島の農家さんやその方たちを取り巻く人々を一つの長編にまとめようとしてきましたが、結果として一人一人の農家さんを短編として時間にとらわれずにまとめるのが一番作品に適していると決断し、今回多数ある短編のうちの3作を上映します。 「超自然の大地」 パート1映像 「再起」 二本松市、東和にある遊雲の里ファームを担う、菅野正寿さんとその娘さんである瑞穂さんを追った作品。東和町をまさに支えてきた専業農家の菅野さんと瑞穂さん。段々畑や桑の木が今でも健在なその土地で、それらを活かしながら農業と地域を維持し続けてきた2人の親子農家に襲った震災と放射能汚染。それでも次の世代がそこへ帰れる土地を残すために農業をし続け、土地を活かし続ける決断をした親子に待つ多くの葛藤と試練。 希望の種カンパニー;瑞穂さんの立ち上げた会社 パート2映像 「抵抗」 90歳を迎える頑固な有機米農家、安川照夫さん。田植え、米作りが禁止となった震災の年2011年も、多くの市や県の圧力に屈せず、自分の飯は自分で作るために汚染が高い南相馬市で米を作る。 パート3映像 「再興」 会津の喜多方市へ、エリートサラリーマンを辞め夫婦で自給自足をするために移住してきた浅見彰宏さん。2人の子供と共に営む自然にそぐった自給自足の生活と、地域に密着した農業生活。震災で避難を決断した妻の晴美さんと子供たち。しかしながら、避難生活と家族離れ離れのストレより、多少のリスクがあっても会津喜多方市で家族共に農業生活を送る道を取った家族4人。家族を支える彰宏さんは、震災後多くの考えを経て、地域または日本に変化をもたらすためにある大胆な行動に出る。浅見さんのブログ

October 7, 2013
by edmkoz
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ふくしまを・みる・たべる@恵泉

8月に、恵泉女子大学で行われた先行上映の様子です!とても熱心で「考え」「共感」することのできる多くの方々来てくださいました。ありがとうございました。完成へ向けてさらに映像を編集し、磨きをかけます。 8/3(土)福島を想うプロジェクト@恵泉~「ふくしまを・みる・たべる」~ 先行上映会 ドキュメンタリー「超自然の大地」                東京新聞やアサココに掲載されたこともあり、朝10時前から来てくださった来場者の方もありこの映画への注目度を感じました。 若くてパワーあふれる監督ご夫婦は、野菜の販売も一緒にできてうれしい!といってくださいました。 映画にもでてくる、南相馬小高区で実験田を作り頑張っている根本洸一さんと人参ジュースでおなじみの大内信一さんの息子さん、督(おさむ)さんが来てお話してくださいました。     根本さん 映画は「農民が何で農業やってはいけないんだ?!」「何の相談もなく作るな!なんて許せない!!」という農民の叫びがズーンと伝わってくる映画です。放射能が危険だからって、なんの詳しい調査も研究もしないで、金をやるからつくるのやめろって、いったい何?それなら自分たちで放射能と戦う!と覚悟し、農民の誇りにかけて農業の再生に挑戦するぞ!と腹をくくった農民魂とパワーを感じます。福島の農家の誠実さとリアルな姿をぜひおおくの人に観て聞いてほしい! 全国各地で自主上映会が広がることを願います。製作資金もまだまだ足りないそうです。上映会でカンパを! 梶野・エド監督夫妻   福島の有機農産物・加工品マルシェ そして映画の間もマルシェ開店。色とりどりの美味しい夏野菜満載でした!    こんなに夏野菜が並びました。玉子やうどんやお煎餅も。   恵泉オーガニックカフェ     夏野菜たっぷりのスパーシーな有機野菜カレー   桑の実アイスやプレミアムアイスもあります。   厨房は大忙し。夏休み返上で張り切る学生さんたち。   オープンスペース掲示板には「ふくしま オルガン堂 下北沢」の展示も      たねまきネットの展示も  

January 23, 2013
by Junko
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アメリカ2都市 映像一部上映

2013年があけました。今年1月に入り、「超自然の大地」映像の一部がカリフォルニアとニューヨークで上映されます。アメリカの有機農業者団体は震災直後から福島の有機農業の行方に懸念し、福島の土壌に降りおりた放射能汚染を農業的な技術で浄化できるよう協力をしたいと訴えてきました。東海岸の有機農業者団体のメンバーは特に、福島第一と同じモデルの複数の原発を抱える地域に農場をもつ有機農業者が多く、福島でどのように汚染に対応し、回復するか?と、福島の農業の問題を自分達の問題として、これまで福島有機農業者の活動を見つめてきてくれた団体でもあります。昨年春に、東海岸の有機農業者に、映画の一部として、福島の農民達の汚染への取り組みの映像を見せました。多くの福島の農産物が、土壌が粘土質で腐食が多いため、驚くほど農産物に汚染が移行されない状況を映像と共に上映をしました。一般的に多くの方がこの状況を鵜吞みにして、即座には信じられないという中、有機農業者は、その農業をする者の土地と農産物と汚染の関係性を感覚的に理解しうるからなのか、福島の汚染が移行されにくい福島農産物の状況をとても心から賞賛し、まだ同時に彼らが「信ずる有機農業のあり方に再度確信を持った」と、福島の汚染後の農業の状況を誇りを持って受けとめてくれました。今年入り早速映画の一部でもいいから会議で上映をしたいというお声を頂き、以下の日程で上映が行なわれます。 国際農業者会議 1月22日 Urgenci 5th International Community Supported Agriculture Conference 東海岸有機農業団体ニューヨーク支部会議 1月25日〜27日               Northeast Organic Farming Association of New York’s 31st Annual Organic Farming and Gardening Conference      

June 15, 2012
by Junko
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2年目の福島:春の撮影を終えて。

福島で農業を営む、また営んできた4人の言葉です。一人一人の撮影時間は最低でも1時間半はありますが、ネットへアップするために本当に一部分だけを取り、まとめています。 福島は原発事故から1年を経て、大きく変わっています。汚染に伴う様々な問題を抱えながらも試行錯誤と測定をしながら前進をしようとする福島の多くの人たち。一度は福島を避難すると決めたのに、帰ってきている方もいれば、もう福島へ帰る事のない方もいる。子どもは他の場所で、自分は福島で、という方も居るし、他の場所から福島へ事故後に移住している方もいる。一度は「もうだめだ」と思った福島の土地を、「希望がある」と光を見いだし始めた農家さん達は今後どこへ行くのか?福島や日本をどう変えて行くのか?答えがこの福島の土地にあると思うから、きっと離れず、活動をしていると感じる。それを私達は映像に残し、映画として広めたい。 現在モーションギャラリークラウドファンディングサイトにて、皆様から支援を募っています。500から寄付が可能です!是非、広めてください。

April 8, 2012
by Junko
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耕して汚染に取り組む。

作付け制限と食品の新しい汚染基準値 今月から福島。有機農業ネットワーク主催の全国集会と福島視察のイヴェントに参加。400人近くの方々が全国からこの福島に集まり、福島県の農業者がどのように汚染と取り組んでいるのかを実際に見て、農家さんと話して、そして参加者が福島の食材を試した2日間。作付け制限地域のコメ農家さんは、畑に大量のゼオライトをいれ、深く耕し、農業用水の管理とコントロールをし、昨年汚染が出た果樹園さんは、リンゴやナシ、柿木の木肌を剥ぎ取り、高圧除染をする。この作業をしてまで農業を福島で継続する価値。そして彼らの汚染を下げるための努力。 日本の消費者は、ただ単にスーパーに売っているものを買って食べればいいのではなく、食べ物を育てる側への理解と共感を持ち、農産物の向こう側を感じ取れる消費者となってゆかねばならないこと。これが今いう、復興につながる重要な鍵だと痛感した。福島での2年目の撮影に入り、有機ネットワークさんの事務所に滞在しながら多くの農業者や彼らにかかわる人々に会う機会を得ている。耕すことで汚染を下げ、農を営み続ける福島の有機農家さんたちの今後は容易くない。しかし、そこには大きな希望となるだろう種が芽生え始めていることも確かだと思う。