October 7, 2013
by edmkoz
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ふくしまを・みる・たべる@恵泉

8月に、恵泉女子大学で行われた先行上映の様子です!とても熱心で「考え」「共感」することのできる多くの方々来てくださいました。ありがとうございました。完成へ向けてさらに映像を編集し、磨きをかけます。 8/3(土)福島を想うプロジェクト@恵泉~「ふくしまを・みる・たべる」~ 先行上映会 ドキュメンタリー「超自然の大地」                東京新聞やアサココに掲載されたこともあり、朝10時前から来てくださった来場者の方もありこの映画への注目度を感じました。 若くてパワーあふれる監督ご夫婦は、野菜の販売も一緒にできてうれしい!といってくださいました。 映画にもでてくる、南相馬小高区で実験田を作り頑張っている根本洸一さんと人参ジュースでおなじみの大内信一さんの息子さん、督(おさむ)さんが来てお話してくださいました。     根本さん 映画は「農民が何で農業やってはいけないんだ?!」「何の相談もなく作るな!なんて許せない!!」という農民の叫びがズーンと伝わってくる映画です。放射能が危険だからって、なんの詳しい調査も研究もしないで、金をやるからつくるのやめろって、いったい何?それなら自分たちで放射能と戦う!と覚悟し、農民の誇りにかけて農業の再生に挑戦するぞ!と腹をくくった農民魂とパワーを感じます。福島の農家の誠実さとリアルな姿をぜひおおくの人に観て聞いてほしい! 全国各地で自主上映会が広がることを願います。製作資金もまだまだ足りないそうです。上映会でカンパを! 梶野・エド監督夫妻   福島の有機農産物・加工品マルシェ そして映画の間もマルシェ開店。色とりどりの美味しい夏野菜満載でした!    こんなに夏野菜が並びました。玉子やうどんやお煎餅も。   恵泉オーガニックカフェ     夏野菜たっぷりのスパーシーな有機野菜カレー   桑の実アイスやプレミアムアイスもあります。   厨房は大忙し。夏休み返上で張り切る学生さんたち。   オープンスペース掲示板には「ふくしま オルガン堂 下北沢」の展示も      たねまきネットの展示も  

July 22, 2013
by edmkoz
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恵泉女子大学で先行上映会

8月3日、恵泉女子大学で「超自然の大地」先行上映会が行なわれます。以下、福島とつながる種まきプロジェクトネットワークのサイトから抜粋。 8/3(土)福島を想うプロジェクト@恵泉〜「ふくしまを・みる・たべる」〜 先行上映会 ドキュメンタリー「超自然の大地」 福島の有機農産物・加工品マルシェ&恵泉オーガニックカフェ 上映第1回 10:15〜12:00(1時間45分) 12:00〜トーク 梶野純子監督&有機農業ネットワーク農家(予定) 第2回 13:15〜15:00 15:00〜トーク 梶野純子監督&澤登早苗&有機農業ネットワーク(予定) 第3回 16:00〜17:45 上映会場  ◆ 恵泉大 南野カフェ隣の視聴覚室 チケット    ◆ 大人 ¥1500(人参ジュース付き)◆ 大学生 ¥500(人参ジュー  ス 付き)         ◆ 高校生以下 無料(人参ジュース有料¥250) アクセス   ◆ 恵泉女学園大学オープンキャンパスデイ(11:00〜16:00) ※京王多摩センター駅から大学のバスが多数出ています □     マルシェでは福島直送新鮮野菜の販売あり □カフェではカレーセットやケーキセット □     一杯100円のコーヒー等 セルフドリンクもあります。 主催 恵泉女学園大学  福島を想うプロジェクト@恵泉・ 共催 福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク   この映画は東日本大震災直後の2011年4月から撮影開始し今も制作途上で、来年の夏完成予定です。ここには、震災と原発によって激変した福島と、その過酷な現実に向き合い福島の再生に立ち上がった農民の姿がリアルに映し出されています。放射能汚染と戦い、生きる農家達の映像です。

July 20, 2013
by edmkoz
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先行上映会を終えて。

 長野県で「超自然の大地」先行上映会が行われ、多くの方々に来ていただきました。ここで上映したのは今だ編集中の長いバージョンです。それを多くの方に見ていただき、風化しつつある福島が、今も面している放射能汚染問題をもう一度考え、映画3年目の撮影支援と完成へ向けての応援をしていただきました。 上映を完成させるために伊那市の多くのみなさんがボランティアで協力してくれたのは、この長い制作過程の私たちに多大な支援となり、いいものを完成させたい!と痛感させられる経験です。映画を地域の人たちと協力して、完成を成し遂げてゆく価値を考えさせられたのもこの上映会です。 とても刺激となる感想を多くの方からいただき、来年3月の完成までに多くの作業と、映像を磨く仕事へ役立てたいと思いました。 福島は相変わらず美しく、美味しい。でもその土地に残る汚染と人々は、今後長い年月をかけて土地の、故郷の、浄化への道を歩んでゆきます。これをずっと見続けてもらえるようなそんな映像にしてゆきたいです。  

June 10, 2013
by edmkoz
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長野県で先行上映会

長野県伊那市で「超自然の大地」先行上映会が開かれます。復興を考え、そして今年も撮影を継続し完成へと進めて行くための応援をこめて伊那谷の多くの方達が動いてくれています。以下上映会の詳細です。 日時:7 月7 日(日)午前10:00 午後13:00 それぞれ上映後、両監督によるトークショーを予定しています。 会場:長野県伊那文化会館 小ホール 入場料:一般1500 円(前売り1300 円)高校生以下800 円 プレイガイド:ベルシャイン(伊那店・駒ヶ根店)、ワイルドツリー、Book&Cafe ニシザワ、カフェあびえんと、伊那文化会館 主催:「超自然の大地」上映実行委員会(委員長:唐木近一 副委員長:北原明 事務局:六波羅秀紀) 後援:伊那市・駒ヶ根市・箕輪町・辰野町・飯島町・南箕輪村・宮田村・中川村各教育委員会、JA 上伊那、いななき学舎、福島県人会有志、長野県有機農業研究会、伊那北高校44 回卒「獅子の会」有志 お問い合わせ:六波羅秀紀 0265-72-2562 若林敏明 090-4094-2870 鄭(てい)あきとし 080-4123-1275

March 8, 2013
by edmkoz
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「超自然の大地」予告編

予告編が完成しました。本編完成まで後少し・・・ 以下ベルギーのブリュセルにて「超自然の大地」の一部を上映させていただきました。震災2年目を機に開催されたイヴェントActfor Japanの上映を見た方からの感想をしたに紹介します。 1:私はカジノさんの映画を観て、福島で農業を続けたいって農家の方達の切なる想いにすっかり同調してしまいました。そして日本に帰りたい、なんてホームシックになったりもしています。
「自分たちが愛した土地が放射能なんかに汚染されてたまるか!」という農家の方達の気持ち、そして微生物でもなんでも「効く」とされているものはどんなことでも試して、自分たちが生きている間できる限りのことをして土を浄化させ、次の世代になるべく汚染のない土地を残して行きたいという気持ち、もう涙が止りませんでした。農家の方達ほど、この地球、自然、大地というものに敬意を払って生きてきた人たちはいないと思います。そして原子力エネルギーによって、その大地、自然、そして地球が汚されてしまったということ。。。 ブリュッセルでのディスカッションは、「どんなにがんばっても一度汚染された土地はもう蘇らない。チェルノブイリがそれを証明している」というものでした。私はその考えがどうしても飲み込めないでいます。それではあまりにも、カジノさんの映画に出てきた福島の農家の方達に申し分がたちません。なんとかあの農家の方達の想いの強さが奇跡となって、日本の土地を再生できないものか・・・なんて、科学的なことは全く無視したような思いばかりが強くなります。でも実際、日本の汚染は深刻なものです。
塗り替えられた内部被爆に対する国の規定、放射能セシウムで1キロあたり500ベクレルまでを認めている国のめちゃくちゃな判断。それが「異常」であること、「間違っている」と分かっていても、カジノさんの映画に出てきた農家のおじいちゃんのお米から500をかなり下回ったものが検出されたことに安堵を感じたり、でも、「40ベクレルでも検出されている。それが市場に出てしまっている」ということの重大さ、消費者や子供のたちがそれを口にするのが当たり前になってきてしまうことの重大さ、もう何が正しくて何が間違っているのやら。このめちゃくちゃな情報の中で、私は一体何を信じていきたいのか、何ができるのか・・・。こうして、一人一人の「信念」だけが世の基準となっていくことにもやるせなさを感じています。 是非カジノさんにもブリュッセルで映画を撮られたときのお話、想いなどを伝えに来て欲しいです。ベルギー人にも今の日本の現状を知ってもらい、これは日本だけの問題なのではなく、世界全体の問題であること、地球全体の未来にかかっている問題なのだと声を大にしていきたいです。「答え」ってないですよね。こうしてドキュメンタリー映画を観て自分たちが感じることを伝えていくしかない・・・
映画という形で、世界にメッセージを伝えてくださって、本当にありがとうございます。 2:わたしは、福島地方の農業に関するドキュメンタリー映画「超自然の大地」(まだ製作完了していない)の上映会に出かけました。それは、原発の周りの立ち入り禁止のゾーンで、 家畜の群れを見放すことを拒否した飼育者たちではじまりました。そしてその地方の農業者たちが、事実上、販売出来ない有機米を育て続けています。 いくつかの興味深い議論がありました。その全ては、「しきい値」を中心に展開しています。何ベクレル、何シーベルト、生きて行くために、住むために、リスクのない食物とは、などなど。法的なしきい値は、全ての希望と、全ての闘争の再配分をし始めています。一方農民側では、消費することのできる米について考えています。というのは、それが有害とされるしきい値以下であったからです。 しきい値のアイデアを拒否する人たち、汚染地域の地方の生産物を買うことを拒否する人たち、東京電力を告発する(わたしたちはこちらを理解しやすい)農家を告発する人たち、、、などなど。すべては、しきい値の上に固定されています。たとえそれが検出されないとしても。反原発活動家は、農家の人たちを殺人者と非難しています。そして、まったく汚染されていない食品を必要としています。農民たちは、はそれを作ることはもはやできません。しきい値を下回っていることを示すことのみです。農民たちにとってもまた、それを計測する必要があります。反原発運動家として、犠牲者として、しかしまた、ひとつの解決策として計測します。興味深かったのは、農民たちが、土壌の洗浄に果たす役割、有機農法(地中の有機的生命と共に行う)と大量生産農業との違い 、何年かの内に、セシウムを集中的に吸収し取り除き、リスクのない、新しい栽培のための土地づくりについて考え始める時です。 当局は、明らかに、これらの議論にたいして盲目であり、汚染食品に対する、彼らの責任によって設定したしきい値しか見ていません。しかし、農民の、水を濾すための洗浄技術の開発は継続されます。 汚染された世界で生きるために。そして、農民たちは、そこで一緒に働き、しばしば、法的書類の前にして意見をはっきり言います。しかし、現在、彼らは共に考え共有することに、はるかに多くの興味を持っています。彼らは、彼らの通常の現実を修正されたものとして、抽象的な意味ではなく、景観について考え初めています。もちろん、ドキュメンタリーの最後に勝者はいません。ポスト福島の国に、正しい答えはありません。しかし、非常に知的なドキュメンタリーです。残念ながら、討論会には出席できませんでした。かしこ ニコラ Bonsoir,  je sors justement d’une projection de “uncanny terrains”, un documentaire (pas encore terminé) sur l’agriculture (bio) dans la région de fukushima. Ca commence par des éleveurs qui … Continue reading

January 23, 2013
by Junko
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アメリカ2都市 映像一部上映

2013年があけました。今年1月に入り、「超自然の大地」映像の一部がカリフォルニアとニューヨークで上映されます。アメリカの有機農業者団体は震災直後から福島の有機農業の行方に懸念し、福島の土壌に降りおりた放射能汚染を農業的な技術で浄化できるよう協力をしたいと訴えてきました。東海岸の有機農業者団体のメンバーは特に、福島第一と同じモデルの複数の原発を抱える地域に農場をもつ有機農業者が多く、福島でどのように汚染に対応し、回復するか?と、福島の農業の問題を自分達の問題として、これまで福島有機農業者の活動を見つめてきてくれた団体でもあります。昨年春に、東海岸の有機農業者に、映画の一部として、福島の農民達の汚染への取り組みの映像を見せました。多くの福島の農産物が、土壌が粘土質で腐食が多いため、驚くほど農産物に汚染が移行されない状況を映像と共に上映をしました。一般的に多くの方がこの状況を鵜吞みにして、即座には信じられないという中、有機農業者は、その農業をする者の土地と農産物と汚染の関係性を感覚的に理解しうるからなのか、福島の汚染が移行されにくい福島農産物の状況をとても心から賞賛し、まだ同時に彼らが「信ずる有機農業のあり方に再度確信を持った」と、福島の汚染後の農業の状況を誇りを持って受けとめてくれました。今年入り早速映画の一部でもいいから会議で上映をしたいというお声を頂き、以下の日程で上映が行なわれます。 国際農業者会議 1月22日 Urgenci 5th International Community Supported Agriculture Conference 東海岸有機農業団体ニューヨーク支部会議 1月25日〜27日               Northeast Organic Farming Association of New York’s 31st Annual Organic Farming and Gardening Conference      

December 11, 2012
by edmkoz
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福島のどうぶつ達

福島県二本松市、遊雲の里ファームのメイ(ひつじ)、喜多方市ひぐらし農園のマロン、ハナ(犬)にわとり、浪江町希望の牧場のうし達。みな、昨年から今年にかけて私達が、福島の農家さん達と共に出会ってきた動物です。どの動物も、みな農家さんたちに大切に育てられていいます。

June 15, 2012
by Junko
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2年目の福島:春の撮影を終えて。

福島で農業を営む、また営んできた4人の言葉です。一人一人の撮影時間は最低でも1時間半はありますが、ネットへアップするために本当に一部分だけを取り、まとめています。 福島は原発事故から1年を経て、大きく変わっています。汚染に伴う様々な問題を抱えながらも試行錯誤と測定をしながら前進をしようとする福島の多くの人たち。一度は福島を避難すると決めたのに、帰ってきている方もいれば、もう福島へ帰る事のない方もいる。子どもは他の場所で、自分は福島で、という方も居るし、他の場所から福島へ事故後に移住している方もいる。一度は「もうだめだ」と思った福島の土地を、「希望がある」と光を見いだし始めた農家さん達は今後どこへ行くのか?福島や日本をどう変えて行くのか?答えがこの福島の土地にあると思うから、きっと離れず、活動をしていると感じる。それを私達は映像に残し、映画として広めたい。 現在モーションギャラリークラウドファンディングサイトにて、皆様から支援を募っています。500から寄付が可能です!是非、広めてください。

May 13, 2012
by Junko
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南相馬の有機農家と東電

南相馬市原町。有機農家の安川昭雄さんとその息子さんの宏さん。昭雄さんは80歳を超える超ベテランの有機米農家。牛を肥料のために育て、その牛糞を肥料として田んぼに使い、育てる米からでるわらは牛のエサとなり、水田の水は井戸から吸い上げる。完全な循環型農家の安川さんの田んぼは、福島第一原発から約30キロ地点。3.11後の原発事故で作付け制限を受けても、昨年も今年も稲を有機で植える。この地区では安川さんのみが田んぼを耕しているかのようにすべての田畑が荒れている。原発事故後、多くの行政からの稲作に関する通達に背きながら「自分の食べる分は自分で育てる」という哲学で今年も田を耕す。この土地のベクレルはかなり高いが、昨年波乱万丈の中育て上げた安川さんのコメはなんと20ベクレル前後であった。多くの学者や研究者がこぞって安川さんから学ぶため、毎日のように押しかけてくる。放射能が降っても変わらない農業を今まで通りしてきた安川昭雄さん。 その安川さんの息子さんの宏さんは、高校から東電で働くための教育を受け、東電社員として福島第一原発で働いてきた。3.11直後、崩壊寸前の原子力発電所に入り、冷却させるための過酷な作業をし、およそ400ミリシーベルトを超える放射線を浴びたため、原子力発電所では働けないことになっている。現在は志願しての南相馬における除染業務に着く。昭雄さんのコメと有機農業を愛し、有機的なものを体に入れることで健康でいられることを信じる。 東電社員というと冷たい目を当てられることがあるかもしれない。またこの作付け禁止の南相馬市でコメを作り続ける父の安川昭雄さんを避難する方も多いかもしれない。しかし、発電所立地案が出た当時は、産業も工業もあまりなかったこの田舎町南相馬市で、市民が生きるために受け入れなければならなかった原子力発電所と今の南相馬のみなさんたちの状況との関係は、複雑である。原子力にこれまで頼った来た私たちが一番大きな責任があると感じざる負えない、と考えさせられる安川さん家族だ。

April 30, 2012
by Junko
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南相馬市の解除された警戒区域内へ。

南相馬市小高区に自宅と大きな有機の田んぼに畑を持つ根本さんご夫妻は、昨年の大震災による福島第一原子力発電所の事故で、昨年3月からずっと避難生活をしています。今日この日、4月16日、警戒区域内の一部が解除され、小高区をはじめとする一部の警戒区域内の住民が自由に戻れることになりました。一泊はまだできませんが日帰りならば許されている根本さんのお宅へ伺いました。昨年は検問があり入れなかった「立ち入り禁止」のサインを横目にあっという間に中へ。この日が解除の初日とあり、入ってすぐに、住民のみなさんが庭を掃除したり、草が伸びきった庭を歩いている姿をあちらこちらで見かけました。根本さんの自宅を見つけるために、見かける住民の方へ声をかけながらの訪問。そこで出会う多くの人は、これまでの怒りや、悲しみ、やるせなさをまるで訴えるかのようにたくさんの話をしてくれました。「住民の声が反映されていない」と嘆く方々。「解除されても戻れない」という人たち。一方根本さんは、水もなく、一泊もできない自宅へ戻れたことをご夫妻で本当に喜んでいました。これまで、多くの方から「家へきて農業をやらないか?」「こちらで耕さないか?」とオファーがあったそうです。でもそれをすべて断り、原発12キロに位置する自宅へ戻ってきたのです。何十年と培てきた自分の有機の田んぼや畑に、どんどん入り、土を触り、草を抜く根本さん。それに寄り添うように手助けする奥さん。撮影機材を持ち、後から追って行こうと岡をあがった2人の後ろ姿が本当に美しく、また生きる意味を醸し出していて涙が止まりませんせんでした。